♥MENU♥
1.【帝王切開レポ①】入院前日の心境とやったこと
2.【帝王切開レポ②】帝王切開前日の流れ
3.【帝王切開レポ③】帝王切開当日の流れ(手術前)
4.【帝王切開レポ④】帝王切開当日!いよいよ手術開始!手術の流れと娘の誕生とカンガルーケアの話←今ここ♥
5.【帝王切開レポ⑤】手術後の痛みと体調について
6.【帝王切開レポ⑥】手術翌日の痛みについて
7.【帝王切開レポ⑦】激痛と産後メンタルの崩壊
8.【帝王切開レポ⑧】回復と初乳のための母乳開通マッサージ
帝王切開の流れ
1.局所麻酔
手術室の前で付き添いの家族とお別れをし、いざ、手術室へ。
手術着を着た先生達がずらりと並んでおり、いつも白衣だった担当医も当たり前だけど手術着を着ていて、その姿を見て「いよいよだな〜」と実感しました。
手術台に上がってからは緊張と怖いので一気に顔がこわばっていたのか、いろんな人から「大丈夫?」「緊張するね!」「昨日と表情が全然違うよ〜」「リラックスね〜」と声をかけてもらいました。
まずは背中に2箇所、局所麻酔です。
「これが一番痛いものになるので、これさえ乗り越えたら大丈夫だからね〜」
と言われ、麻酔を打つ体勢に。
麻酔を打つ体勢とは、身体を横向きにして三角座りの体勢です。
〝お腹が大きいからこの体勢は苦しいよ〟と経験者から聞いていたのですが、私は全然苦しくはなく、普段の就寝時に横向きで寝ているのとそれほど変わらないなと感じました。
緊張していたからか、注射の痛みもあまり感じませんでした。
そのあと、術後の痛み止めの薬を入れるための管を背中に入れるため、再び注射。
麻酔が効いていたので何か背中に入ってるなという違和感はあったものの、こちらも普通にクリア。
最後は下半身麻酔のための注射。
こちらも痛みはなく、「ん?なんかしてるのかな?」くらいの感じでした。
まもなく下半身は麻酔で動けなくなり、両腕は固定ベルトで固定され、私は身動きが取れない状態に。
しばらくしてから麻酔が効いてるかどうかのチェックをするために身体のあちこちに氷をあてられ、冷たく感じるか何も感じないか答えていきました。
私は麻酔の効きが良かったらしく、腕の方まであまり感覚がなく、同時に吐き気もして、とても苦しい状態に。
頭もとにずっと付き添ってくれていた助産師さんに「苦しいです…」と言うと、 「血圧が急に低下してるからね…しんどいね…」と言われ、ずっと手を握り締めてくれていました。
私は怖くて今にも泣きそうでしたが、赤ちゃんにもうすぐ会えるから!!!と自分に言い聞かせ、苦しみに耐えていました。
2.帝王切開開始
私は「今から切ります」とか処置の工程を聞くのが怖いので、事前に先生には今からなにをするかは言わないようにお願いしていました。
なので手術はいつ始まったのかわかりませんでした。
今思えば、「ではあと10分くらいで赤ちゃんに会えるからね〜。楽しみにしててね〜」という言葉が始まりの合図だったんだなと思います。
手術中の感覚としては何かお腹あたりを触られてる?という感じでときどきグングンって体が揺れているような感覚がありました。
3.娘、誕生
手術が始まってから数分しかたっていなかったような気がします。
先生の「はい、赤ちゃん出てくるよ〜」の言葉が。
それと同時に「おぎゃー!おぎゃー!」という元気な泣き声が。
泣き声を聞いた瞬間、涙がポロポロ出てきて止まらなかった。
涙腺崩壊涙の大洪水。
涙ってこんなにも出るのかってくらい出てきました。
帝王切開での出産って、感動するのかな?なんて数日前まで思っていましたが、今となればそんなことを少しでも思ってしまった自分に声を大きくして言ってやりたい。
か・な・り
感動しました!!!
きっとこれは私の今まで生きてきた中で一番泣いた瞬間だったと思います。
娘を取り上げた先生が、下半身との視界を遮っていたシートの奥から、ひょっこりと娘を見せてくれました。
赤ちゃんと初対面。
目や鼻や耳がついていて、しっかりと毛も生えていて、力強く泣いている赤ちゃん。
やっと会えた!!!私のところにきてくれてありがとう!!!
ひたすら流れ出る涙。感無量。
頭元にいた助産師さんもひたすら私の涙を拭いてくれていました。
4.カンガルーケア
小児科の先生による処置のため、娘は一旦、端の方で処置をしてもらっていました。
その間、私はカンガルーケアの準備。
固定されていた両腕を外してもらい、胸の上に両手をあててスタンバイ。
「今からあかちゃんがこっちに来ますよ〜。」
という先生の言葉の後、私の胸と両手の中で娘を抱擁。
感動しかなくて、ただただ涙が溢れてくる。
娘を初めて抱っこしたこの瞬間のことを私は一生忘れないんだろうなと思います。
カンガルーケアの時間はほんの一瞬で、娘の呼吸が苦しそうとのことで、すぐに保育器に連れて行かれ、処置を再開。
ズゴゴゴゴゴ…という吸引する音と、その合間に聞こえてくる娘の「おぎゃー!」という泣き声。
それを聞きながら頑張れ〜!とずっと心の中で叫んでました。
少し経つとある程度落ち着いたのか、娘だけ先に手術室から退出しました。
5.後処置
娘が退出してからは、私の希望で少し多めに麻酔をかけてもらい、うとうとしているうちに残りの処置をしてもらっていました。
私は子宮内膜症による癒着が2ヶ所あったみたいで、手術時間が倍くらい長引いたらしく、1時間10分程で終了したそうです。
出血は1400mmで自己血の戻しは無しでした。
母子ともに無事に帝王切開が終了。
娘は新生児一過性多呼吸とのことで、NICUに入院することに。
まさかのNICU入院。
帝王切開も予想外だったけど、娘も入院するとは思っていませんでした。
本当にお産はなにがあるかわからないなと思いました。
娘のこと、帝王切開後の痛みや回復についてはまた後の記事で書いていきたいと思います。